英語

PTSDは「心的外傷 後 ストレス障害」ではなく「心的外傷ストレス 後 障害」ではないか

PTSD(post-traumatic stress disorder)に対する日本語は「心的外傷 後 ストレス障害」となっている。この日本語に違和感を感じる。「心的外傷」の後に起こる「ストレス障害」という意味になるからである。PTSDとは「心的外傷ストレス」(traumatic stress)の…

足の人差し指・中指・薬指を表す英単語はない

A Way with Wordsという英語のラジオ番組の9月27日放送分で知ったのだが、英語には足の人差し指・中指・薬指を表す言葉はないのだそうだ。もちろん、足の親指の隣の指など伝える方法はいくらでもあるが、決まった言い方はないとのこと。アメリカで放送されて…

Firefox日本語版にabout:mozillaで表示されるモジラの書の引用に改善の余地あり

Firefox 3.0 RC1の日本語版で、URLとして「about:mozilla」を入力したときに出てくる「モジラの書からの引用」を見たところ、意味が分からなかった。そこで、英語版の「about:mozilla」を見たところ、以下のようになっている。 Mammon slept. And the beast …

英語の冗談で笑えるようになるには

英語の冗談で笑えるようになるのは、なかなか難しい。感覚の違いで笑えないということもあるが、理解ができないことがしばしばある。 ところでGrammar Girlというポッドキャストがあって、聞いている。一般の英語話者向けに英語を使う上でのヒントを提供して…

Carved in Sand: When Attention Fails and Memory Fades in Midlife

中年のジャーナリストの筆者が、自分の知的能力に衰えを感じはじめて、自ら以下の様々な対策を講じる3年間の過程を書き綴った本である。 複数のことを同時にすることを避ける サプリメント 脳トレ的なトレーニング 知覚促進作用のある薬物。具体的には以下の…

blink

マルコム・グラッドウェル(Malcolm Gladwell)氏の第1作「The Tipping Point」に続いて、第2作「blink」を読んだ。ペーパーバックで本編が260ページほど。 内容は、直感的/無意識の判断に関する考察で、興味深い事例・考察満載である。たとえば: 直感的/無…

論語の知好楽を英語で言うと

ふと、ある論語の一節は英語ではどう言うのだろうかと思った。その一節とは、しばしば「知好楽」と呼ばれるもので、「子曰、知之者不如好之者、好之者不如楽之者」である。読み下すと「子の曰わく、これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれ…

否定疑問文への答え方

否定疑問文に対する答えは、以下のようにするのが本来の姿である。 A: You don't have a Blu-ray player, right? B: No, I don't. (持っていない場合) B: Yes, I do. (持っている場合) しかし、英語のネーティブスピーカーでない人には、持っていない場合にY…

英語のためのGoogleツールの使い方のヒント

英語の下書きをGmailのメールとして書く 宛て先なしのメールとして書く。間違って送ってしまう危険はない。スペルチェックの機能が使える。下書きの状態で保存しておけるので、作業が中断したあと、別の場所からでもインターネットにアクセスできれば作業が…

アメリカ英語の発音における母音・子音の変化・省略

英語教材に、実際のアメリカ英語での発音が記載されているものがあり、興味深かった。 例文1: Catherine should not have argued with the executives. The fallout is that she'll probably never get another promotion. (fallout: the accidental result …

英語の専門家による短い単語の薦め

A Way with Words*1というラジオ番組の10月28日放送分で、いくつかの内容の1つとして、短い単語の利用を薦めていた。その回は以下で聞くことができる。 その薦めはSPELL (Society for the Preservation of English Language and Literature) members' handbo…

YouTubeを辞書の補助として使う

The Tipping Pointという本読んでいたら、以下のような部分があった。 Airwaking is the name given to the skateboarding move in which the skater takes off from a ramp, slips his board from under his feet, and then takes one or two long, exagger…

英語の発音に関するトリビア

NPRのラジオ番組にA Way with Wordsというものがある。聴取者から英語に関する質問を受け、英語学の専門家2人がそれに答えるという形式の1時間番組である。ポッドキャストのURLはこれである。その2006年9月4日放送の回で以下のことを言っていた。 発音の専門…

英語番組紹介のカテゴリを作った

このブログの多くのエントリは英語の音声番組(主にポッドキャスト)の内容紹介である。これは自分のためでもあるし、技術系の人、特にIT系の人が英語に触れるきっかけになればと思ってのことでもある。なぜ自分のためになるかと言えば、内容を書きとめよう…

スティーブ・ジョブズのスピーチがアエラにも

週刊アエラの2005年9月19日号にもスティーブ・ジョブズのスタンフォード大学でのスピーチの抄訳が載っていた。iPodの記事の中の囲み記事として。自分の訳を公開している身としてはやはり気になるので読んでみた。 気付いた点: インターネット上の他の多くの…

熊谷正寿氏のブログでもスティーブ・ジョブズのスピーチが紹介されていた

翻訳が2つ紹介されていて、どちらも私の翻訳とは解釈が違うところもあるので、私の翻訳もまだ存在価値はあるだろう。前者は以前見たことがあったが、後者はこのエントリで知った。私はスピーチの英文解釈のヒントも書いたが、それと同様のページは他にはまだ…