ウェブ進化論・ウェブ人間論は「ウェブ」のみについてではないが

梅田望夫氏のウェブ進化論ウェブ人間論どちらも題名に「ウェブ」ということばが使われているのに違和感を感じていた。インターネット技術の文脈で「ウェブ」という言葉はワールド・ワイド・ウェブ(WWW)のことを指す。しかし、どちらの本も広くインターネット上で起こっていることを論じており、WWWは重要な位置を占めるが、すべてではない。
ところで、ウェブ2.0ということばはどうだろうか。百人百様の定義があることばだが、使い始めそして広めたティム・オライリーはWWWに限らないと言っている。「Words as Pointers, and the Meaning of Web 2.0」と題するブログ記事でそう述べている。氏によればSkypeはHTTPもHTMLも使っていないが、ウェブ2.0である。そして、氏は同じことを年を経るにしたがって違ったことばで表すようになっている。

  • infoware
  • the internet operating system
  • the open source paradigm shift
  • Web 2.0

その記事は、読者から「ウェブ2.0ということばはウェブと限定しているので嫌いだ」と指摘されたこlとをきっかけに生まれた。
ウェブ進化論ウェブ人間論という題名に私が感じたような違和感をウェブ2.0について感じる人は居る。WWWに限定しない「ウェブ」ということばの使い方は梅田氏に限らずオライリー氏もしている。