The Brain Chip

The Connectionというアメリカのラジオ番組で表題の内容を聞いた。表題のリンク先でストリーミングの音声が聞ける。

脊髄損傷で四肢麻痺になった人の頭の中に電極を埋め込み、コンピュータやロボットアームの操作を行なってもらうという治験を1年間行なった結果の報告だ。研究のリーダーであるブラウン大学神経科学科の学科長兼サイバーキネティックス社CTOが出演している。人間での実験に先立って10年間40頭以上の猿で実験を行なったことや、電極の具体的形状、実験の基盤となっている神経科学について分かりやすく解説している。

埋め込まれたのは4mm四方の基盤に100本の細い電極が付いたもので、大脳皮質の運動野の腕の運動の部分に電極を差し込んでいる。治験の対象者は2001年に四肢麻痺の状態になっており、運動野が活動しなくなってしまっているのではという不安があったそうだ。