WEB2.0アプリのデータセンターに日本の社会インフラは不利

大規模インターネットアプリケーション向けのデータセンターでは電力消費が大きな問題である。電力料金が相対的に高い日本では、データセンター立地の上で不利である。昨日と今日見聞きした2つの話からそう感じた。背景として、Googleの出費の最大の項目は電気料金であると言われている。Sunのジョナサン・シュワルツ社長がそういう話を講演で披露していた。
昨日と今日見聞きした話と言うのは、マイクロソフトが大規模データセンターを建設していることである。具体的にはO'Reilly Radarのこの記事と、National Public Radioのここ(ストリーミングが聞ける)である。この他Googleコロラドに大規模データセンターを建設中という話もある。
データセンターの立地には電力が安く安定して供給されることが条件になっている。マイクロソフトが建設中の場所では近くの水力発電所から1キロワット時当たり1.9セントで電力を買えると言う。かなり以前に建設された水力発電所で、かつ供給能力に余裕があるからである。