上海滞在中のインターネット利用2012

プリペイドSIM

現地の知り合いに通話・SMS・データ300MBが使えるChina Unicom(3Gサービスがdocomoソフトバンクと同一方式)のプリペイドSIMが66元だというので、それを買ってもらっておいた。香港販売のIDEOS 8150にVodafon Italyのファームウェアを入れたものは、APN設定等なくてもデータ通信が行えた。
中国語が話せて読めないと自力での購入は難しそう。浦東(Pudong)空港では売っていない。上海市街にChina Unicomの店はいくつもあって、そこで買えるはずだが、身分証明を求められる。現地の知り合いは、自分のIDカード(中国国民は全員持っているのか?)を提示したが、外国人がパスポートでも購入できるのかは不明。正規のオンライン販売はなさそう。あとどれくらいデータ通信とか通話できるかネットで調べられるはずなのだが、使い勝手が悪く、現地の知り合いはあきらめて、電話で問い合わせていた。中国語しかなさそう。

携帯メール

中国に限らないがデータローミングしないとWi-Fi接続していても少なくともiPhoneでは携帯メール(ソフトバンクではxxx@softbank.ne.jp)は受け取れない。iMessageは受け取れるので、iPhoneを持っている人には日ごろからiMessage(メッセージアプリで宛先としてiPhoneの電話番号指定する)で送ってもらうようにしておくていいかも知れない。

無料Wi-Fi

ショッピングモールによっては無料のWi-Fiサービスがある。たとえばKerry Parksideのショッピングモールはそうだった。

インターネットアクセス制限

TwitterFacebookYouTubeにアクセスできないのは当然。Twitterの派生品であるTogetterも見えない。YouTubeが見えないのだからニコニコ動画が見えないのも自然ではある。少し以外だったのはGoogle Docs。共同作業に使えて、悪巧みに使われると困るということなのか。あと、Ziteというスマホタブレットアプリが使えなかった。
Bloggerにはアクセスできないが、はてなダイアリーにはアクセスできた。
ウェブサイト自体にはアクセスできても、記事にFacebookのボタンがあると、そこで引っかかって、タイムアウトするまで先に進まなくていらつくことがある。
Gmailは問題なく使える。

VPNサービス

中国滞在中、Gmailに日本人向けVPNサービス「良之助VPN」の広告が出たので使ってみた。VPNは通常はインターネットから組織内ネットワークに繋ぐためのものだが、そのWindows 7iOSで問題なく使えた。tracerouteしてみると、サーバーはSakuraのデータセンターにあるようで、Hulu+も使えた。
ただし、iOSによる制約は感じた。iOSは電池寿命を延ばすために小まめにスリープし、その際にネットワークを切断する。すると当然VPN接続は切れる。VPN接続は自動ではないし少し時間もかかる。何かを思いついたときにすぐTwitterとかFacebookに投稿することはできず、アンロックしたあとVPN接続の操作をし、接続されるまで待たなければなければならない。
中国に長期滞在している外国人の間ではVPNサービスの利用はしごく普通のことのようで、中国政府はそれを真剣に取り締まってはいないようだ。